ビロウはヤシ科の常緑高木で、樹形や葉の形などはシュロによく似ているが、シュロよりははるかに大きく、高さも20m近くになる。特に長い葉柄は短くて、鋭いとげがある。台湾から琉球を経て、九州の東西両岸や離島を伝って北上し、主に海岸の森林内に自生している。指定のビロウは,野田熊野神社の境内に自生するもので,大小20本のビロウが見られる。九州本島における最北の自生地である。 大きな地図で見る