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ファイル 小佐々野島の淡水貝化石含有層

新第三紀中新世(2300万年前~500万年前)の淡水性貝類化石の一大産地
小佐々野島の淡水貝化石含有層
天然記念物(県指定)
よみがなこさざのしまのたんすいがいかせきがんゆうそう
指定年月日昭和53(1978)年3月31日
所在地佐世保市小佐々町楠泊 野島
管理・保護団体佐世保市

 野島は、小佐々町楠泊西方約1.5kmにあり、南北約700m、東西の最大幅約300mの無人島で、最高点は海抜53.6mである。
 島全体がよく成層した砂岩と泥岩の互層から成り、地層面は西に10~20°傾斜している。地層は、野島層群の下部をなす大屋層に属す。本層には淡水性の貝類化石が豊富に含まれ、上治寅次郎博士により、昭和9(1934)年に初めて報告されて以来、野島化石群としてよく知られるようになった。野島において、貝化石が最も豊富に産出するのは、島の北西部の幅50m程の波食台である。普通に含まれる種類は、ガマノセガイとタニシである。ガマノセガイ属の現生種は、多くは東南アジアや中国南部の暖地の内陸湖水や河川中に生息するものである。野島化石群は10種ほどで構成され、同類の化石は奈留島で発見されている。時代は新第三紀中新世とされる。

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