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ファイル 清水寺本堂

○随所に黄檗宗の寺院で用いられる細部意匠を取り入れた真言宗寺院本堂として高い価値を持つ。
清水寺本堂
重要文化財(国指定) 
よみがなせいすいじほんどう
指定年月日平成22年(2010)12月24日
所在地長崎市鍛冶屋町8-43
所有者清水寺
最寄り駅路面電車「正覚寺下」 徒歩5分
最寄り駅バス「崇福寺入口」下車 徒歩5分

 長(ちょう)崎(き)山(さん)清水寺は、元和9年(1623)に京都清水寺の僧慶(けい)順(じゅん)によって創建された。創建の4年後には長崎奉行や島原藩主等の支援を受け、京都清水寺を模した懸造の舞台を持つ最初の本堂が完成をみた。現在の本堂は、寛文8年(1668)に唐商何(が)高(こう)材(さい)が日本人妻の菩提を弔うため、子の兆(ちょう)普(ふ)・兆(ちょう)有(ゆう)とともに行った寄進を基に再建されたものである。
 この建物の特徴は、元来真言宗の寺院であるが、これに長崎の唐寺にみられる細部様式が混入している点である。外陣部分には黄檗天井があり、扁平な垂木や太鼓型沓石を用いるなど唐寺の影響がうかがえる。
 屋根は母屋部分が入母屋造で、その四周に下屋屋根を架け重層としている。
 長崎県内における最古の密教寺院の本堂として貴重な建築物であり、平成17年度より5年間の計画で実施された解体修理工事では、寛文8年に造られた本堂をベースに文久2年(1862)当時の姿に復原された。


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