シーボルト宅跡は、出島和蘭商館跡に医者として来日したシーボルトの名声を慕って集まる学徒や診療希望者が多かったため、長崎奉行は鳴滝に塾舎をかまえ、出張教授することを許した、ここは、その宅跡である。 ここから幕末に蘭医として活躍した吉雄幸載、楢林栄建、楢林宗建、戸塚静海、伊東玄朴、高良斎、高野長英、竹内玄洞、石井宗謙、本間玄調、日野鼎斎、大槻玄沢、伊藤圭介、二宮敬作ら英才を輩出した。居宅は明治中期頃解体され、井戸2個、シーボルトノキのみ旧形をとどめている。 大きな地図で見る