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ファイル 職人尽

○職人風俗を彫刻彩色した鏡板。その細かな彫りが美しい。
職人尽
有形文化財(県指定) 
よみがなしょくにんづくし
指定年月日昭和31年(1956)4月6日
所在地長崎市上西山町152
所有者松森神社
最寄り駅路面電車・バス「諏訪神社前」下車 徒歩5分
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 正徳3年(1713)に松(まつの)森(もり)天満宮の社殿の改修が行われた際,本殿の瑞(ずい)籬(がき)の欄間に鏡板(縦30.3㎝,横175㎝)を彫刻彩色しはめこんだもので、全部で30枚ある。内容を示すと、図書装こう、碁盤製造、鍛冶、祭礼行列・童子獅子舞、菓子製造、医師・製薬司・陰陽師・琵琶・祈祷、瓦師・鏝師(こてし)、竹工・製簾・篭・桶輪等、紙工、土偶工・楽器製造、正月搗餅・万才踊・商店計算、帽工・傘工・鏡磨、彫刻師・細工、筆墨硯工、化粧器工、団扇工、縫取・縫箔工、屋根葺・刳臼(こきゅう)工、筵席(えんせき)製造、造船・造車工、漁撈(ぎょろう)図、刀剣・槍製造、矢・鞍製造、甲冑師・弓工、染工・織工、木工、稲植図、建築用材師、琴・琵琶製造、絵画師となる。
 彫刻者は御用指(さし)物(もの)師(し)喜兵衛・同藤右衛門である。下絵を描いた画家は不詳であるが、当時の長崎奉行御用絵師である小(お)原(はら)慶(けい)山(ざん)ではないかと考えられている。この彫刻にみる職人風俗の精緻な描写は歴史民俗資料としての価値とともに美術品としても高く評価されている。現存する彩色は、長崎奉行所で唐絵目利をつとめた石(いし)崎(ざき)融(ゆう)思(し)の補色によるものである。


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