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ファイル 崇福寺大雄宝殿

○逆擬宝珠束の持送りや前廊部の黄檗天井などの中国建築様式と和様が違和感無く調和している。
崇福寺大雄宝殿
国宝(国指定) 
よみがなそうふくじだいゆうほうでん
指定年月日昭和28年(1953)3月31日
所在地長崎市鍛冶屋町7-5
所有者崇福寺
最寄り駅路面電車「正覚寺下」 徒歩3分
最寄り駅バス「崇福寺入口」下車 徒歩3分

 釈迦(大雄)を本尊とする仏殿。内部前柱刻銘により正保3年(1646)上梁の建築と考えられ、長崎市で現存最古の建物。当初は単層屋根であった。上層屋根が付加された時期は延宝9年(9月改元天和、1681)ごろという宮田安説が定説となっている。下層部意匠構造は和様寺院には見られないものが多く、前面吹放し廊下のアーチ型天井は「前巻」が正式名称というが、俗に黄(おう)檗(ばく)天井と呼ばれている。また軒回りの逆(ぎゃく)擬(ぎ)宝(ぼ)珠(し)を付けた釣(つり)束(づか)型持ち送りは「虚(きょ)柱(ばしら)」という。すべて唐土で切組み舶載建立されたと思われる。上層付加部は明暦元年(1655)建立の福済寺大雄宝殿(原爆焼失)の意匠に倣(なら)った、日本人工匠の手になるものであるが、上下に様式的な違和感がない。殿内外の意匠その他は黄檗宗寺院の原典となっていて、国宝の名に値している。


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