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長崎文化百選 みなと編
まなぶ

脇岬祇園祭(野母崎町) ●8月10〜11日


▲脇岬祇園祭のお下り行列(野母崎町教委提供)

▲脇岬神社へ神輿のお下り

 

悪病退散を祈願  けんか祭りの異名
二百数十年もの伝統を誇る祭りといわれる。その祭りの由来について、『野母崎町郷土誌』には、次のような記述が見られる。
天明5年(1785)ごろ、流行した疫病があり、それを「トンコロリン」といった。コロッといくのでコロリともいわれたコレラのことであるが、村の人々を恐怖に落とし入れていた。
なんとかその難から逃れたく、厄(やく)除けの神として祀(まつ)られてきた「牛頭天王」を招請し、それを八坂神社として一社を建て、悪病退散の祈願行事としたのが始まりという。
初日に「お下り」があり、神事の後、露払いを先頭に約100人のお供を従えて、お旅所の脇岬神社まで渡御する。
途中、神社や寺院で、挾(はさみ)箱と呼ばれる大名行列などで使われる担ぎ箱を受け渡す儀式「下馬」が行われる。そこで若い衆が、うやうやしく舞いを披露する。
翌日の「お上り」では、翌年の当番町へ引き継ぐ「受け渡し」が行われ、ここで、一筋縄では行かないという意味もあり、小競り合いが行われ、けんか祭りといわれるゆえんともなっている恒例の「けんか」が行われる。



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